研究室から社内報も
情報発信の中心に!

研究室

N.H.
(2014年入社)

――「やってほしい」が決め手

私は大学で農学系の勉強をしていたことから肥料業界の企業を探していて、当社に出会いました。皆同じような事を言うかもしれませんが(笑)、説明会や面接での雰囲気が決め手の一つです。社員がとにかく明るく活気があり、きっと働きやすい環境なんだろうなと思いましたし、その印象に今もギャップはありません。また、その時自分が希望していた職種を「やってほしい」と言われたので、やりたい事が出来るのでは、と感じました。

――新人で、研究室を再構築

正直申し上げて、清和肥料の研究室は整った設備や、大勢の研究員がいるような環境では全くありません。実は研究室は一時期凍結状態にあり、私の入社と同時に再構築が始まったからです。その事に関しては既に面接等で話を聞いていたので驚きはありませんでしたが、いざ入社が近付いてくると具体的にどうすれば良いのか、何を勉強すべきか想像できない部分もあり、少し不安があったのは事実です。

実際は入社して一年間は分析室に配属され、土壌や肥料の分析業務を行いながらまずは基礎知識を固めました。二年目に正式に研究員として配属となりましたが、その頃には会社にもだいぶ慣れてきていましたし、何より同じ敷地の和歌山支店・工場は近い世代の人が多いので何でも話しやすくて。また上司を含め、年上の人も凄くフランクに接してくれるので、仕事の相談には困りませんでした。研究室の再構築に対しても、「自分がやりたい事を、自分で考えて作り上げる事が出来るんじゃないか」と不安からすっかりチャレンジ精神に成り代わっていましたね。

研究員になってからはまずは機器を揃えたり、実験する方法も自分で考えたりというところからスタートし、確かに結構大変でした(笑)。今もまだ道半ばですが、こんな経験は滅多にない事なので非常にやりがいを感じています。上司は当社ホームページ上の多くの論文を執筆したベテランの技術者ですが、その膨大な知識や技術を惜しげもなく伝授してくれるので、一歩一歩自分の成長を実感しています。

――情報発信で全国社員とリンク

研究とは全く別の担当として、社内報の編集者としての依頼を受けました。正直まだ社内全体と交流が少ない私が?と思いましたが、普段の研究報告書や、会議での発表を見て選出されたとの事。これから研究室として情報発信をしていくに当り、まずは自分という人間を発信するのも面白いのではと思い、快諾致しました。

15年以上も続いている社内報ですが、今回大幅リニューアルをしたいとの事で、研究室に続いてまた立ち上げのメンバーとなりました(笑)。趣味の映画のコラムを書いたり、誌面のデザインを編集者の皆さんと相談するのは新鮮で楽しかったですし、何より普段の業務では交流する事のない人達と触れあえる事、また初めて会った人から「社内報見たよ」と言われるのが凄く嬉しかったです。

研究内容のご紹介

全国水稲試験

日本各地で自社の肥料を使った水稲の栽培試験を行いました。シーズンには実際に圃場へ赴き、その収量品質について一斉調査。その調査結果をもとに、営業と同行してお客様に施肥効果をアピールします。試験の結果が認められ、自社製品があるJA様に採用されました!

水溶性肥料の特性解明

水溶性をセールスポイントとした製品について、溶解量や溶解までの時間、土への浸透力について具体的なデータを抽出し、その優位性を可視化する事に取り組みました。新しい商品であった為、公的な試験方法や設備については定まったものがなく、上司と相談しながら様々なアプローチで試行錯誤を繰り返しました。結果的にこのデータを営業の販促資料に落とし込む事ができたのですが、入社前は技術営業にも興味があったので特に達成感がありましたね。

簡易分析法の確立と設置

つい最近ですが、当社のある工場で新しい簡易分析設備の立ち上げが決まり、またまたやらせて頂いております(笑)。本件については一貫して任されており、決められた予算や設備、人員の中、機器の選択や手順、分析値の算出方法について、可能な限り簡易かつ精度よくできるよう試験を重ねました。また、器具や設備については購入先の選定も含め、現地工場長らとも意見をすり合わせ、昨年末よりスタートしました。

後輩へのメッセージ

当社は「求める人財」にある通り、コミュニケーション、人との交流を特に大切にする会社です。良い意味で上下関係が無いとも感じており、私も自分の後輩には例え批判であっても色々な意見を言ってほしいと思っています。農業や野菜が好きな方、新しい研究室を一緒に築き上げませんか?