新有機質肥料講座(総論編)
「有機農業」という言葉が生まれたのは1971年で、その後徐々に有機農産物指向が広がりました。有機質肥料は、一部の生産者や消費者に熱烈に支持されています。消費者の指向は科学的根拠によるものより「健康・本物」といったイメージ先行型になっているのではないでしょうか。
長所も欠点もあるのが有機質肥料ですが、いわば“レフェリーのいる”学術文献から有機質肥料について客観的に考察し、有機質肥料の特性を明らかにしようと試みました。
肥料関係者、農業関係者のみならず広く参考になれば幸いです。筆者の未熟さ故の間違いや解釈の相違等があると思います。諸氏からのご批判等を頂戴できれば幸いです。