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アラガーデンVFF
→ ALA事業に関するお知らせ | |
ALA(アミノレブリン酸)入り液体肥料すべての作物に、茎葉散布・土壌潅注いずれにも、いつでも臨機応変に使える万能液肥
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農薬との混用散布についてのお詫びと訂正 |
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これまで、マンネブ剤、マンゼブ剤および銅剤との混用はできませんとアナウンスしておりましたが、再試験の結果、マンネブ剤、マンゼブ剤および有機銅剤(8-ヒドロキシキノリン銅剤)と混合しても、ALAの分解は小さいことが分かりました。無機銅剤と混合するとALAが分解されるため、引き続き混用は避けてください。 → 詳しくはこちらをご覧ください |
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使用方法 |
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水で3,000~4,000倍(容積比)に希釈して茎葉散布してください。 原液80~120ミリリットルを適量の水で希釈して、株元を中心に土壌潅注処理してください。 ※10a当たりの散布液量が概ね100リットル以下の場合は、2,000~2,500倍に希釈して散布してください。 一部の農薬や液肥を除き、混合散布することもできます。 希釈したら速やかに散布してください。作り置き厳禁です。 |
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使用上の注意 |
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1. 液肥の濃厚原液同士の混合は不可。他の液肥を使用濃度に薄めてからアラガーデンVFFを加えるようにしてください。液体けい酸肥料などのアルカリ性液肥やカルシウム含有液肥との混合はできません。カルシウムを加えると沈殿を生成します。 2. 多くの一般的な農薬との混用散布できますが、無機銅剤(水酸化第二銅剤・塩基性硫酸銅剤・塩基性塩化銅含有薬剤)は、有効成分であるALAを分解するため混用散布できません。有機銅水和剤(8-ヒドロキシキノリン銅剤)は混用することができます。 先に農薬を使用濃度に希釈してからアラガーデンVFFを加え、速やかに散布してください。 農薬との混用適否は、アラガーデンVFFおよび農薬の効果や害作用のないことを保証するものではありません。ご理解くださいますようお願いいたしますとともに、心配な方は小面積でのテストをお勧めしています。 3. 地下水や河川水などで希釈する場合、用水のpHが高い(アルカリ性)場合は、予めクエン酸(掃除用など)を加え、酸性にしてから使用してください。クエン酸添加量は、水100リットル当たり10~30グラムが目安です。硬度が高い場合は、沈殿を生じる場合がありますのでご注意ください。 4. 水道水に含まれる塩素(カルキ)によってALAの分解が起こることがあります。やむを得ず水道水で希釈する場合は、できれば汲み置きした水を使う、希釈したら直ちに施用する等にご注意ください。 |
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ドローンによる散布について |
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レタス苗を用いた試験では、アラガーデンVFFを概ね50倍希釈(EC≒7mS/cm)以上の濃度で散布すると濃度障害と思われる薬害が発生します。障害の発生は気温が高いほど強く現れます。ドローン散布では、高濃度微量散布(10~20倍希釈・8~10リットル/10a)が行われるため、薬害の発生が懸念されます。水稲(きぬ娘)で行った試験では、アラガーデンVFFを10倍または20倍に希釈して、10a当たり20~25リットル散布したところ、上位葉に一過性の薬斑を生じました。症状は収穫まで回復することはありませんでしたが、新しく出た葉には異常がなく、その後の生育にも影響は見られませんでした。玄米の収量についても同様で、アラガーデンVFF散布区は、増収傾向にありました。 →アラガーデンVFFの10倍希釈液を20リットル(10a換算)散布した水稲 |
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姉妹品のALA入り化成肥料もお使いください |
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5-アミノレブリン酸 5-Amino Levulic Acid→ 略してALA | |
ALAはすべての生物細胞に含まれるアミノ酸の一種です。アミノ酸ですが、蛋白質を構成するアミノ酸ではありません。細胞内に存在する遊離アミノ酸と呼ばれる成分の一つです。 高等植物に含まれるALAは、ごく微量ながら、葉緑素や酵素などの前駆物質であり、様々な生理作用に関与している重要なアミノ酸です。 ALAの詳細な生理作用が解明されつつあり、微量のALAを植物に与えると顕著な生育促進効果が得られることが報告されています。 ALAは葉の気孔を開くことで養水分の吸収を促進し、光合成のための二酸化炭素の供給を円滑にすることが報告されています。窒素の吸収と代謝を促進すること、生長ホルモンの移動を制御することで根の生育を促進することなども報告されています。微量のALAを植物に与えると、顕著な生育促進、根量増加、低温、寡照、塩害等の環境ストレスを軽減します。 |
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ALAは、葉緑体中でグルタミン酸(窒素代謝における最初のアミノ酸)から合成されています。ALAは、多くの段階を経てプロトプロフィリンⅨ(PPⅨ)という物質を経て、マグネシウムが結合、クロロフィル(葉緑素)となります。一方で、PPⅨは鉄と結合することでシトクロムなどのヘムとなります。ヘムは、人のヘモグロビンが有名ですが、植物では、エネルギー生成や抗酸化作用に関係する酵素や硝酸還元酵素になります。ALAがPPⅨや葉緑素となる手前にあるウロプロフィリノーゲンⅢ(Uro’genⅢ)という物質に鉄が結合してシロヘムとなります。シロヘムは亜硝酸還元酵素や亜硫酸還元酵素として窒素や硫黄の代謝に関与しています。 植物は一般に硝酸という形で窒素を吸収し、硝酸→亜硝酸→アンモニアと変化し、グルタミン酸というアミノ酸を経て、種々のアミノ酸、蛋白質へと代謝されていきます。窒素代謝の最初である硝酸からアンモニアへの変化が、窒素代謝全体を律速していると言われています。ALAを発端として合成された硝酸(亜硝酸)還元酵素が活躍することで、作物体中の硝酸濃度が低下することが報告されています。アンモニア生成から始まるアミノ酸合成には、原料となる炭素源(糖)が必要ですが、幸いALAは光合成を活発にする働きをしますから、アミノ酸合成への原料供給も円滑に行われます。 一方でALAは気孔を開く作用をします。気孔が開けば、蒸散流の増加によって、水や養分の吸収が良くなります。気孔が開けば、光合成の原料であるCO2の取込も良くなり、光合成が活発に行われるようになります。それらの結果、生育を改善したり、植物体の水分生理や草姿の改善にも役立つと考えられています。 ALAは、生長点で作られるオーキシンという生長ホルモンの輸送を調節し、根の生育を促していることも報告されています。。 植物にALAが与えられると、体内の代謝活性が上がり、植物は根から吸収した窒素を使ってALAを円滑に合成できるようになり、生育が改善されます。ALAによって“やる気スイッチ”がONになった植物は、一定期間、代謝の高い状態が維持されると考えられます。 その結果、顕著な生育促進、増収、低温・寡照・塩類障害などの環境ストレスに対する耐性向上効果が得られることが報告されています。 |
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植物の光合成は、温度、二酸化炭素濃度、光の強さ等に影響されます。晴天の日であっても群落内の光量は絶え間なく変化しています。そのことが気孔の開閉にも影響しています。一旦閉じた気孔が開くためには思いのほか時間を要するために、光量変化に気孔の開閉が追いついていないのが実情です。変動する光環境下では気孔開閉が光合成を律速していると言われています。光が強くなっても、気孔が十分に開いていないと必要な二酸化炭素の吸収ができません。絶え間なく変化する自然環境では、植物のチカラが十分に発揮されていません。 ALAは、気孔を開くことで蒸散量を増やしたり、根の浸透圧を調節する作用によって水を吸いやすくします。干ばつが起これば、植物はアブシジン酸(ABA)によって気孔を閉じようとします。管理された圃場では、危機的状況の干ばつが頻繁に起こることは少なく、適度に気孔を開いておくことは、作物の生産性向上に有利だと考えられています。 |
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微量のALAを植物に与えると・・・
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「ALA GARDEN」は、弊社の登録商標です。 |
アラガーデン・シリーズ技術資料のダウンロード
・ 一般向けアラガーデン・シリーズ技術資料(約910kB)
・ 北海道の生産者様向けアラガーデン・シリーズ技術資料(約880kB)
安全データシート(SDS)のダウンロード
・アラガーデンVFF SDS和文(約390kB)2023年4月改訂
・アラガーデンVFF SDS英文(約180kB)2023年4月改訂
ALA GARDEN VFF SDS (English)